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*健康とは?*

2015/03/20 私のやっている薬、健康食品
2014/08/16 健康な身体を維持(1) テロメア
2014/08/07 今日の中での食物汚染(9)メチル水銀汚染
2014/06/17 環境及び食物汚染による社会的な現象(1)
2014/05/03 今日の中での食物汚染(1)
2014/05/17 今日の中での食物汚染(2)
2014/05/20 今日の中での食物汚染(3)
2014/05/28 今日の中での食物汚染(4)
2014/06/07 今日の中での食物汚染(5)
2014/06/10 今日の中での食物汚染(6)
2014/06/14 今日の中での食物汚染(7)
2014/06/17 今日の中での食物汚染(8)
2014/03/17 蓬龍宝
2014/03/17 最初にフィンランドに行ったとき
2014/03/16 結晶化したエナメル質の歯が作れる
2014/03/16 HIVやC型肝炎を、糖尿病を治療できるようになる
2014/03/11 カウコが前々から言ってきた
2014/02/28 太陽活動での地磁気の乱れが誘発するもの
2013/12/18 ガン克服の新しい試みが成功している
2013/12/08 『万病を防ぐ水の飲み方・選び方』

 

 

 

 


 

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私のやっている薬、健康食品

2015年3月20日



私のやっている薬、健康食品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かくして今私のやっている薬、健康食品は以下の通り。
1 京大病院の14種類の薬。DPEなどの健康補助食品も入っている。
2 傷口にはオリーブ、ソフラチュール、アズノール、ティートリー。これは鈴木医院のOリングで出たもの。オリーブの粉とアズノール、ティートリーは塗り薬にしている。ソフラチュールはネットに塗った傷口の薬でカットして貼付ける。オリーブは飲んでもいる。
3 中国でもらってきた漢方薬の黄祇。
4 同じく中国でもらってきた「維維」不加蔗糖・営養麦片。お湯に溶いて飲む麦芽入りコーンミール。
5 にんにくの黒焼き。
6 自分のおしっこ。ただしほぼ百万倍にしている。一滴を500ミリリットルで伸ばし、大部分を捨て、何回か繰り返して薄めていく。自分の体の情報をとるためだが、最大限に薄めて情報だけを残そうとしている。
7 痛み止めのロキソニン。大丈夫かと思って飲まないでいると七転八倒する。
8 薬ではないが心のお薬。腐乳は豆腐の発酵食品、あと大同のスーパーにあった唐辛子、ピーナッツあれこれがごま油に浸ったもの。瓶に入れてごま油を足して使っている。この二つは本当においしい。気力増進食品である。ご飯と縁を切ったのが惜しまれるところだ。今日から電気釜でニンニク黒焼きの実験を始める。

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健康な身体を維持(1)テロメア

2014年8月16

大村恵昭博士
テロメアとは?

細胞の核の中の染色体の両端にある特別な構造を持った分子のこと。細胞分裂するたびに短縮し、ある量以下にていかすると、細胞は分裂できなくなり死を迎えます。つまり、テロメアの短縮を防ぐことが長寿と若返りにつながっていると考えられます。

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生物の生命の長さがテロメアでわかる

ニューヨークではすでに医学の最先端のテーマとして大きな注目を集めています。
一般の人にも広まるようになったのは、2007年の秋、アメリカの人気タレントがホストを努めるトーク番組にコロンビア大学の教授が出演し、テロメアと長寿に関する話題を披露した事がきっかけです。それ以来、メディアがテロメアについて取り上げる機会がふえ、ニューヨーカーたちの会話にも「長寿と若返りのキーポイント、テロメア」という言葉が登場するようになりました。テロメアは、細胞内の核の中の染色体の中に両端にある特別な構造をもった分子をさし、染色体を保護する役割を担っていることで知られています。このテロメアが細胞分裂を繰り返すたびに減り、その状態が続くと細胞は死にいたります。染色体を保護していたテロメアが減ってしまえば、細胞分裂ができなくなります。つまり、これが細胞の死が身体全体で起こることが人の寿命の停止であるのです。

体内のテロメアの活性がスーパー健康の鍵に

こうしたテロメアの研究は十数年前から進められ、私たちの生命力の強さを表す一つのバロメーターである事が科学的に実証されています。細胞分裂によってテロメアが減っていく過程は、生命力の衰退=身体が老いていく状態にほかならないのです。老化とは、単に加齢によるものではありません。身体にマイナスをおよぼす環境や食べ物などによって、自らが加速されている面があります。老化を防ぎ、スーパー健康を手に入れるためには、テロメアの状態を観察し、活性化させて行くことが必要です。これから話しますO-リングテスト独自の方法によって、体内のテロメアの量を数値化することで、それは可能になりました。私たちの健康状態が、正常細胞のテロメアの数値によって把握できるようになったのです。

 

テロメアと細胞老化
細胞がテロメアをきちんと合成できないと、いったいどうなってしまうのか。Szostakのグループは、テロメアが徐々に短くなるパン酵母の変異体を見出し、そのような変異体では細胞増殖が徐々に遅くなり、最終的に増殖が止まってしまうことを明らかにした。またBlackburnは共同研究者と共に、テトラヒメナのテロメラーゼ RNA成分に変異を導入してテロメア配列を変化させる実験を行い、そのようなテトラヒメナが同じように細胞増殖の異常を示すことを明らかにしている。これらの結果より、テロメアを維持することは染色体の機能、細胞の増殖に必須であることが確かめられた。
私たちヒトの細胞とテロメア・テロメラーゼの関係はさらに奥が深い。ヒトの繊維芽細胞を取り出し、適切な条件で培養するとしばらくの間増殖を続けるが、約50回分裂した後に計ったように増殖を止めてしまう。最も興味深いのはこの分裂可能回数が、ドナーの年齢と逆相関するという結果である。1960年代にHayflickとMoorheadによって見出されたこの現象は、「Hayflick-Moorheadの限界」と呼ばれ、体細胞にはあらかじめ分裂可能回数が決められていることを示唆する結果と注目されていた。
Greiderは共同研究者と共に、ヒト細胞のテロメアの長さを調べ、実際にテロメア長と細胞の持つ分裂可能回数との間に密接な相関関係があることを見出した。その後、様々なヒト細胞でのテロメラーゼの活性が詳しく調べられ、生殖細胞と幹細胞において高いテロメラーゼ活性が検出されるのに対し、分化した体細胞ではほとんどその活性が認められないことが明らかにされた。これらの一連の研究によって、次世代に伝えられる生殖細胞では、テロメラーゼ活性によって長いテロメアが維持されているのに対して、体細胞では誕生の前からテロメラーゼ活性が抑制されて、テロメアは徐々に短くなるとともにその長さが細胞の残りの分裂可能回を規定しているという事が明らかにされたのである。また、幹細胞の持つテロメラーゼの重要性は、先天性再生不良性貧血を含む幾つかの遺伝病がテロメラーゼの不全によって起こることからも確認されている。

 

テロメラーゼとがん
無限に増殖を繰り返すがん細胞や腫瘍細胞は概して短いテロメアを持ち、実に80~90%の腫瘍由来の細胞が高いテロメラーゼ活性を示すことが明らかにされている。この事実は、正常な体細胞が腫瘍細胞へと変化するさいに、何らかのきかっけでテロメラーゼを再活性化しテロメア長を維持するという事が、腫瘍化への重要なステップであることを裏付けるものと考えられる。テロメラーゼの活性化には、テロメラーゼの触媒サブユニットであるTERTの発現が重要であることが明らかにされている。TERT遺伝子の再活性化の分子機構が、細胞のがん化、腫瘍化の理解、そして抗がん剤の開発につながるものと研究が進められている。またテロメラーゼを特異的に阻害する阻害剤を用いて、がん細胞の増殖を抑制する研究が精力的に進められており、一部の阻害剤では良好な結果が得られはじめている。しかし、ある種の腫瘍細胞では、テロメラーゼとは別の機構でテロメアを維持していることが知られており、テロメラーゼの阻害だけで全てのがん細胞を死滅させることは難しいこともまた事実だと思われる。今後他の抗がん剤を併用するなどの工夫によって、テロメラーゼを標的とした研究がさらに進展するものと期待されている。

テロメア、テロメラーゼが最も注目されていたのは1990年代後半であり、特にテロメラーゼは、老化・がん化を克服するmagic bulletのごとく扱われていた。実際に臨床への応用には多くの克服すべき課題があることが徐々に明らかになり、テロメア、テロメラーゼへの関心がやや薄れつつあるように見えるこの時期に、最初にモデル生物を用いてこの研究分野を切り開いた3人の研究がこうして評価されたのは非常に喜ばしいことである。応用研究への偏重が感じられる昨今にあって、本受賞によって生命の根本的現象を解明するという基礎研究の重要性が改めて問い直されたように思われる。

 

 

 

 

 

 

 


今日の中での食物汚染(1)(鈴木診療所)

2014年5月03日


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<鈴木診療所の特徴>

初めに 食物アレルギーに取り組んできた。

バイデジタル・オーリングテスト(2本の指をつなぎ合わせて作る、Oの形をしたリングで行うテスト)を使用していること。



放射性セシウム 内部被爆による被害について


  1.  2011年春以降「何かが、おかしい」と気づきはじめた。

    2011年5月頃からアレルゲン(ヒトにおけるぜんそく、花粉症などのアレルギー症状を引き起こす原因となるもの)不明で悪化する場合が多くなった。

    魚を嫌がる子供が多くなった。

    オーガニックの野菜やジュースにアレルギーを起こす場合が増えた。

    甲状腺が一過性に腫れた人がいた。


  2. 2011年6月ごろアイスを食べて痒みの強い皮疹が出た。

    9月頃養殖の鱧を食べて全身の皮疹が出た。最強ステロイド剤を塗布した。


  3.  2011年7月に静岡の無農薬茶を戴く。
    島津テクノリサーチにて放射性物質の測定を依頼。
    結果 放射性セシウム 321 Bq 放射性ヨード 不検出

    この茶葉をテストサンプルとして使用する。対照は2011年産の無農薬茶

    2012年度産は
      放射性セシウム 31 Bq 放射性ヨード 不検出

    2013年度産は
      放射性セシウム 11 Bq 放射性ヨード 不検出

    としだいに減衰している。


  4.  「何かがおかしい」と感じた正体は放射性セシウムだと認識。

    放射性セシウムは、アレルギー反応を呈していると考えざるをえない。

    広島、長崎、チェルノブイリの報告でもアレルギー反応を起こすとは書かれていない。

    エビデンスは無いが、目の前の患者さんに対し治療や予防をせざるをえない立場に

    あるため除染、除去、対症療法を行い、結果を得た。


  5. 2012年、春、初診のアトピー性皮膚炎、約350名のアノルゲンを調べると、放射性アレルギーは2~3割だった。

    2013年の秋、745名のアノルゲンを調べると、5割前後に上昇していた。

    全くアレルギーのない人では、約3%であった。


  6.  2013年3月11日、740000Bqのアイナメ(日本沿岸の比較的塩分濃度の低い岩礁域に広く生息する底生魚)が発見された。同年、4月には、過敏な人は、沖縄の塩にも反応するようになった。陸のものは減衰し、海のものは汚染がひどくなった。




まとめ



  1. 放射性セシウムは、アレルギーを引き起こす。
  2. アレルギー体質の人に放射性セシウムアレルギーは起こりやすい。
  3. 食材の塩ゆでは、除染に有効である。

  4. カリウムの多いもの(干し柿、アボガド、バナナ、ほうれん草、キウイ、ゴーヤ茶等)を摂り、ステロイド剤、抗アレルギー剤など対症療法が必要。
  5. 約1ヶ月後、体内に残っている場合は食材のチェックをする必要がある。
  6. 汚染の強いものを摂り続けると再発する。

  7. 放射性セシウムアレルギーが続くと免疫力が低下、様々な感染症を起こしやすい。

鈴木 富美
2013年 初夏

 

 


今日の中での食物汚染(2)

2014年5月17日


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残暑厳しいこのごろですがいかがお過ごしでしょうか。8月の最大電力需要期に原発はなくても火力発電・水力発電をフル活動すれば足りるという専門家もいます。福島の収束方向もこんにちに至ってもいまだ見えず、その被害は途方もないものとなっています。
7月27日、衆院厚生労働委員会で児玉龍彦教授(東大アイソトープセンター長)は、この事故で広島原爆の29.6個分の放射性物質が外部に放出されたと話されました。環境の汚染は私たちが日常食べている色んな食物の中に入り、現代のすぐれた物流システムによって全国に広がっています。内部被爆の影響は、取り込まれた放射性物質が24時間、α-線・γ-線・β-線を出し続けているので、病院で受ける胸部レントゲンやCT検査と比べることは出来ません。

 

前回にも触れましたが、6月後半から放射性セシウムによるものと思われる症状を訴える方はさらに増えてきています。アレルギー症状で受信される方の約半数は放射性セシウムにもアレルギーを持っておられるようです。
皮疹には、手足口病や金属アレルギーに見られるような特徴があり、汗疹もいつもより強い痒(かゆ)み、筋肉のだるさや痛み、集中力が無く乱暴になったり、不機嫌な事が多い、のどの痛み、咳、鼻血、鼻づまりが続く、頻尿、腹痛、下痢、食欲不振などの症状です。放射性セシウムに対するアレルギーと思われる赤ちゃんは規制値以下でも汚染された食物をまったく受け付けなかったり、大人では味覚が消えて味がわからなくなると訴える人もいます。
汚染の物理的半減期は30年ですが、生物的半減期は0~1才で9日、1~9才で38日、10~30才で70日31~50才で90日と言われていますが、2~3週間でアレルギー反応が消えた20代の方もいます。次のような対策を取ってもらいました。

 

  1. 安全な野菜・果物などカリウムの多いものをたくさん食べる。
  2. 安全かどうか不明な物は、塩水でゆがいて茹で汁を捨てる。魚肉(産地注意)も酢・塩などで水分を抜いてから茹でる・焼くなどする(水分と一緒にセシウムが抜けていき、約30%~90%除去できるといわれています)
  3. ビタミンCなど抗酸化作用のあるものを多く摂る
  4. 水分を多く摂り排尿を増やす(一般には尿から排出するといわれています)
  5. 加工品、外食は出来るだけ摂らないようにする
  6. しんどくない程度に運動してよく汗を出し、シャワーで流す(皮膚症状をみますと汗からもよく排出しているようです)

 

どれが最も効果的だったかわかりませんが、出来る範囲で取り組まなくてはならないでしょう。もっともアレルギーのある人にとって放射性物質の影響は、より敏感に出やすいのではないかと思います。 全ての人々、特に子供と若者の内部被爆を防ぎ健康と未来を守るため、食の安全に対してより広く深く対応を考えていきたいと思います。(2013年8月1日)

 

肥田舜太郎訳 「人間と環境への低レベル放射能の威嚇 ~福島原発放射能汚染を考えるために~」 を是非お読みください。

鈴木 富美
2013年 夏

 

 

 

 


今日の中での食物汚染(3)

2014年5月20日


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原爆ぶらぶら病(げんばくぶらぶらびょう)は原爆症の後障害のひとつ。
症状、概要
体力・抵抗力が弱く、疲れやすい、身体がだるい、などの訴えが続き、人並みに働けないためにまともな職業につけない、病気にかかりやすく、かかると重症化する率が高いなどの傾向をもつとされる。

広島市への原子爆弾投下後、市民のあいだで名付けられ、医師の肥田舜太郎が被爆患者の臨床経験をもとに研究してきた。肥田によると、当時よく呼ばれていた"ぶらぶら病"の状態­が続き、医師に相談していろいろ検査を受けてもどこも異常がないと診断され、仲間や家族からは怠け者というレッテルを貼られたつらい記憶をもつ者が少なくないという。
ぶらぶら病についての証言は、広島原爆投下時に宇品港の近くにいた岸本久三の言葉として、「広島でも“ブラブラ病”と言うとったんですか。そういえば語感がぴったりですねえ。私もこの原因不明の病気にやられてから仕事もすっかりやめ、毎日家にごろごろしているんですが、近所の人たちから“なまけ者”と言われているような気がして…」十数年前からの倦怠感、四、五年前からの痛み、吐き気を呈し、「医者も原因不明だというんです。名護の保健所で手に負えず、那覇では胃が悪いといわれて、とうとう開腹手術までやりましたが、結局、胃は異常なし。次は神経科へ回されまして……ノイローゼだろうということなんでしょうが。この痛みはだれにもわかってもらえません。」(一部略)「表面はじょうぶそうに見えるから、かえっていけない。手か足に傷でもあるほうが、世間の人にはよくわかってもらえるのに…」―狭い村のなかで岸本さんの“ブラブラ病”には、かなり気をつかっている様子だ、との記載がある。

また全身倦怠感、易疲労感を中心とした症候群である「慢性放射能症」、「慢性原子爆弾症」(都築正男、「慢性原子爆弾症について」昭和29年2月『日本医事新報』第1556号所収)と一致、または重複する病態に対する、民間における呼称とも考えられる。

原爆投下時に、いち早く広島に入り原爆症の科学的解明と被爆者の医療および看護の基本方針を明らかにした都築正男教授(東京帝国大学医学部外科学)による報告では「広島および長崎で被爆したが、幸にして死亡を免れて生存し得た人々のうちに、晩発症として、白内障、白血病、再生不能性貧血(原文ママ;再生不良性貧血)等が発生していることは、すでに知られている。しかし、現在最も注目せられることは、私が「慢性原子爆弾症」と名づけることを提唱した病態であって、疲れやすく、根気なく、感冒、下痢などにかかりやすく、生気の乏しい状態を示すものが可なり多いことである。主として、放射能威力による内臓-骨髄、肝、腎、内分泌臓器、生殖腺等―の障害に基く機能不全、乃至機能変歪によるもので、その結果として生活予備力が不足することに基づくものであろうと考えられている。ビキニの灰を被ることによっても、類似の慢性放射能症が惹起せられ、抵抗力の弱いものとなる可能性があると思う。ただし、これ等の慢性症のことは、医学的になお未知の領域に属するものであって、今後、研究の進むと共に、その予防ならびに治療対策も考え得られることと思う。」と記載がある。

1976年10月、日本全国の被爆者らによる「核兵器全面禁止国際条約締結・核兵器使用禁止の諸措置の実現を国連に要請する国民代表団」第二次代表団が国連本部を訪れ提出した全日本民主医療機関連合会「広島・長崎の原爆被害とその後遺―国連事務総長への報告」は、原爆症の後障害のうちでとくに重要と思われるものに「原爆ぶらぶら病」があるとして、実態を詳説している。
日本国外では、"bura bura disease"(ブラブラ ディズィーズ、英語)として知られる。 
内部被曝や低線量被曝が原因との見方があるが、因果関係は立証されていない。原発労働者の倦怠感、湾岸戦争から帰還したアメリカ兵の"湾岸戦争症候群"、米国の大気圏核実験で被曝したアメリカ兵や、チェルノブイリ原発事故被災者に、症状が共通しているとの指摘もある。さらに、アメリカ合衆国・ロシアなど旧ソ連諸国・中国のように、核実験場・原爆製造工場・原子力発電所がある国にはこの症状を有する者がいるが、どの国も医療者も、一貫してその存在を否定している、ともいわれる。

 


歳のせいか気候のせいか、最近全然集中力がなく何もやる気しない、疲れやすい。もしかするとこの病気かも?健康が一番。

 

 

 


今日の中での食物汚染(4)

2014年5月28日


ノアの箱舟


富士山の初冠雪が例年より早く、一気に涼しくなりはじめた今日この頃ですが、体調管理にはどうぞお気をつけください。
さて、政府試算でも半減期30年の放射能セシウム137は、なんと広島原爆の168倍も放出されたと発表されました。軽い物質のため、風に乗り、雲となり雨となって東日本の広い地域に落下し、流通・加工システムにより、多くの物が汚染されたのもうなづけます。6月中旬ころから外来で感じた異変について、放射性セシウムの影響ではないかと考え7月に入手した有機無農薬栽培の静岡産緑茶と昨年の有機無農薬栽培の緑茶との差異をみて判断していました。その後、島津テクノリサーチで放射性物質の測定をしたところ、放射性セシウムが321ベクレル検出されました。やはり間違いなく放射性セシウムに対する反応でした。政府の基準値(500ベクレル)以下ですが、強いアレルギー反応をしめす方が多いのです。放射性セシウムとの関連ははっきりしたのですが、対策を立てるのには一層の困難が出現してきています。日本の基準値が高すぎる事は既に書きましたが、食物の産地も「国内産」表示のように不明確のものが多くなったようです。魚も摂れた海域ではなく水揚げした場所で産地が表示されます。
そこで、さまざまな除染方法があるのですが、実際にはどの程度有効なのか調査してみました。

 

材料は、東日本の野菜10種、魚類9種、果物5種です。


 

除染方法は
  1. 茹でる、
  2. 2回茹でる、
  3. 塩を入れて茹でる、
  4. 酢・塩に漬けてしばらく後に茹でる、
  5. 酢、塩に漬ける、
  6. 砂糖で茹でる、です。(但し、5はきゅうり・トマトに対して、6はリンゴに対してのみ)

 

結果をまとめると次のようになりました。

  1. 葉物野菜やキノコは、塩一つまみ入れた入れたおがき 茹がき、水とり搾る。野菜はやや小さめに切り同様にする。
  2. 肉類は牛肉、豚肉、鶏肉全て茹でて茹で汁を捨てる。酢・塩に1―2時間ほど漬け込んでから茹でるともっとよくなる。
  3. 魚類は酢と塩に漬け、表面が白くなってから茹でる。しかし骨は食べないこと。
  4. 果物やトマト、キュウリは食材を生かした方法をと酢、塩に漬け込む。又は砂糖で煮るなどしましたが、わずかの変化しかなく、食べられるレベルにはなりませんでした。やはり産地を選ぶしかないようです。

 

気になる物は魚類です。カツオとイカについてはどのように処理しても食べられるようにはなりませんでした。(放射性セシウム以外の汚染かもしれません。)また、食べられる魚でも、骨は食べない方が良いと思います。以上のような除染の工夫や産地に注意することなのでほとんどの方が症状は良くなってきていますし、放射性セシウムの反応も軽くなってきます。測定できていない放射性ストロンチウムは骨に蓄積しやすいため、人では骨ガンや白血病の心配が出てきます。今後注意が必要です。


 

おすすめ:「食べ物通信」10月号に、内部被爆の問題について詳しく書かれていますので是非お読みになってください。

 

鈴木 富美
2013年 初秋


 


今日の中での食物汚染(5)

2014年6月07日


食の安全5


富士山の初冠雪が例年より早く、一気に涼しくなりはじめた今日この頃ですが、体調管理にはどうぞお気をつけください。
熱中症最多発生、真夏日記録更新等、異常な暑さから開放され、やっと秋の気配が感じられるこの頃です。発汗という自然な解毒機能が減じてくる分、体調を崩す方が多いのもこの季節です。塩分摂取量を減らし、運動や入浴によるデトックスを心がけるようにしましょう。

さてここ数ヶ月、福島原発からの大量、高濃度汚染水漏れが明らかになり原発事故は次第に、その深刻さを露呈してきています。
7月上旬から、漏れていたという汚染水は、1月に300トンもあり、汚染水レベルは8000万ベクレル/ℓ、何と24兆ベクレル/日もの海への汚染が続いているのだという。震源地点より100km沖の日本海溝の7000mをこえる海底の砂にも、0.02ベクレル/g(20ベクレル/kg)の汚染が見つかっています。昨年の秋に、3万ベクレル/Kgのアイナメが見つかり、1面トップ記事で報道され、ご記憶の方も多いと思いまが、3月の11日、福島の港で、74万ベクレル/Kgのアイナメが見つかったという、とても小さな記事が、1社から出ました。魚介類の汚染は、確実に広がり、深刻化しています。

放射性セシウムのアレルギーは、これまで何回か書きましたが、通常の医学的検査では調べる事ができず、チェルノブイリ、広島、長崎の被害でも、アレルギーを起こすいう記録はありません。これまでの経験で、食品や環境のアレルギー診断に対して有効であったO-リングテストという確認済みの方法を用いて調べているのです。その中で明らかになったことは、放射性セシウムはアレルギーを起こすこと、またアレルギーを起こしても、食品の除染(基本は塩でゆがくこと)をすれば、約1ヶ月で症状が消えていき、過敏反応も低下していくということです。もちろん、高濃度汚染のものは 、塩でゆがいても無理ですが。

他のアレルギーと同じように、体質によっては、300ベクレルでも平気な人もあれば、1~2ベクレルでも症状がでてしまう過敏な人もいるのです。この夏は、暑さのため、汗とともに放射性セシウムを排出する人が多く、アセモがひどい、かゆい、治っても黒ずむ、皮膚が老化したようになるという現象が特徴的でした。また一度除染してよくなっても、強く汚染されたものを続けて摂ると再発します。再発の原因を探っていくと、魚料理が多いのです。陸のものは、時間の経過と共に、特殊な場合を除いて、放射性セシウムは減衰しています。O-リングテストのサンプルとして使用している静岡の同じ農園の無農薬茶は、2011年321ベクレル/kg、2012年31ベクレル/kg、今年2013年、11ベクレル/kgでした。しかし海の汚染はしだいに深刻さを増しています。

ドイツの岩塩もチェリノブイリにより汚染されていました。気仙沼の漁船が尖閣諸島沖を漂流し、2年半ぶりに、福井県で陸揚げされたというニュースがありました。このように海流は単純ではなく沖縄の塩まで汚染されるのも当然ともいえます。体内除染のため塩が汚染されていると、効果が出にくいため、安全な塩を使用しなくてはなりません。いまのところ、アンデスの岩塩は大丈夫のようです。心配な方は、塩をチェックします。

日本だけではなく世界の海を汚染し続けているこの現状を、何としても止めなければなりません。政府、専門家、当事者はありとあらゆる知恵を集めて、最優先で総力を挙げて取り組んでいかねばなりません。このような状況で、原発の輸出、再稼動などとんでもないことです。原発事故による健康被害は、主として食物からの内部被爆によるもので、長期にわたることが予測されます。その被害を軽減させ、健康に暮らしていくことができるようにしていきたいと思います。                 

鈴木 富美
2013年 初秋


今日の中での食物汚染(6)

2014年6月10日


チューリップ畑

(2012年は30%が、2013年には50%に増加)
休みの間に、最近受信された方のカルテを点検して、放射性セシウムのアレルギーについてまとめてみました。
総数745名(女480名、男265名)、そのうち放射性セシウムのアレルギーがある、又はあった方は、女50.4%で、男48.5%で、性別には余り関係は無いようですが、昨年8月に、アトピーの原因として放射性セシウムを調べたときは、3割程度でしたので、明らかに増加しているように思います。
年齢別では、0~2歳で41.7%、3~6歳で55.7%、7~17歳で50.0%、18~34歳で52.7%、35~59歳で55.6%、60歳以下で43.4%と、乳児と高齢者でやや少なく、幼児と働き盛りがやや高い傾向でした。しかし、ミルクや母乳が大半の0~2歳の41.7%はむしろ驚くべき高さと言えるのではないでしょうか。免疫力や未熟な乳幼児は、特にしっかり放射性物質から守られる必要があると思います。

 

次に、放射性セシウムのアレルギー症状は、どのように現れているのかを調べてみました。最も多いのは、皮膚症状です。湿疹、蕁麻疹(じんましん)様、汗疹様などいろいろな形で出てきますが、痒みが特に強い傾向があり、約60%の方に見られます。8~9月という汗が強い季節が影響しているのかもしれませんが。鼻汁、鼻血、鼻づまり、咳、痰(たん)などの呼吸器症状が以外に多く、他の吸入性抗原と共に、病因となっているのかも知れません。鼻26.5%、篇桃20.9%、気管18.0%、肺14.7%に見られました。
又、筋肉も22.8%と多く、特に、下肢、上腕、背骨の筋肉に多く見られました。中には、だるくて学校にも行けないとか、座るのも苦痛で、寝転がって本やテレビを見ているという方もいます。被爆医療で有名な「原爆ぶらぶら病」はこんな様子だったのではないかと思うような症状でした。
消化器では、胃9.1%、小腸9.1%、大腸13.1%、食道4.8%でした。腹痛や下痢、嘔気(おうき)、嘔吐などの症状が出現しますが、他のアレルゲンと違って、「のどがつまる」という訴えをする方が多いと思います。汚染度の高そうな物を食べてもすぐ下痢をして出してしまうという方の被害は、この下痢以外に症状が無く、腸内環境が大変優れているのではないかと思います。自分に合う食物繊維の多い食品を食べ、食生活を改善し、腸内善玉菌を取り入れ、腸内環境を良好にしておく事も、放射能時代を生きていくために大切なことです。
他に、10%前後ですが、前頭葉(ぜんとうよう)、三叉神経(さんさしんけい)、自律神経、眼に異常の見られる方があり、頭痛や集中力低下、イライラ、脱力感などがあります。また7%と少ないのですが、関節、肝臓、心臓、耳、口腔粘膜、歯肉、膀胱、膵(すい)臓、卵巣、脊髄等の症状の方もあり、数は少ないですが、症状は厳しい為、的確に原因を突きとめ、それらを取り除く必要があります。
除染は、今でもお伝えしているとおり、前処理として、ホウレン草をゆでるように食べ物を塩茹ですることです。とても有効で、約2週間~1ヶ月で反応が消えます。その後は生で食べるものを少々は取り入れ可能となります。治りにくい方や再発を繰り返す方は、汚染の強い物を知らずに食べ続けている可能性があります。

 

昨今の世情を見聞きするにつけ、被災地の人々の暮らしを守り支援するということは、汚染の実態や被害を曖昧にしたり、隠したりすることではなく、もっと実態を明確にすることの上に成り立つのではないかと思うのです。診療の場から、未曾有の原発過酷事故の長期に亘る健康被害とその影響を軽減させる方法について探っていきたいと思います

鈴木 富美
2013年 秋

 

 


今日の中での食物汚染(7)

2014年6月14日


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肌寒さを感じるこの頃です。短くなってきた秋を楽しみたいと思っても、はや黄砂、PM2.5による大気汚染が押し寄せてきています。かってのように、おいしい秋の空気を胸いっぱいに吸い込み、サンマやきのこなどで秋の味覚を安心して楽しめる日は来るのでしょうか。

 

福島第一原発の放射能汚染漏れは、ますます深刻な事態となっています。「完全ブロック」も「コントロール」もされておらず、東電も政府も信じられないほども無責任です。汚染水を垂れ流しながら、健康被害は無いとしています。

 

27年目のチェルノブイリ原発周辺の健康実態を視察された医師は、原発から70km1.3ミリシーベルト/年(関東地帯にもある低汚染地域)では、貧血、免疫不全、風邪をひきやすい1時間の授業がもたず短縮授業をしている、登下校後はすぐ横になる、健康な子供は1~2%しかいないといいます。(家庭栄養研究会 山崎万里氏レポートより)

 

このような症状を訴える子供達は、福島原発から500km以上離れている当診にも来られます。それは、何度か書きましたように放射性セシウムの内部被爆と放射性セシウムのアレルギー反応が原因と思われるのです。食物の産地を選ぶ事と、食材の除染をすることで、症状はほとんど良くなります。さらに、カリウムの多い物を食べたり、抗アレルギー剤やステロイド外用剤、漢方薬など様々な治療も、その人に合うものを選べば、とても有効です。
前回の、7501名の調査データーを別の角度から見ましたら、次のことが判明しました。

 

  1. 食物、吸入性、化学物質の3種ともアレルギーを持つ人のうち、65%の人が放射性セシウムにもアレルギーを起こしていました。
  2. 食物、吸入性、科学物質それぞれ単独のアレルギーの場合は、40~50%の人が、放射性セシウムにもアレルギーを起こしていました。
  3. 他にも何のアレルギーも無い人の場合、全体の2.7%に放射性セシウムのみにアレルギーがありました。

 

なんらかのアレルギーを持っている人は、全くアレルギーをもっていない人と比べて、放射性セシウムに対するアレルギーを、格段におこしやすく、アレルギーが重症の人ほど、放射性セシウムにも過敏になっていることがわかりました。
魚介類や農産物などは、汚染レベルを定期的に1ベクレルに測定し全てを公表することは、最低限必要な事です。「風評被害」などとごまかしている場合ではないのです。
そして、汚染された食材をどのようにすれば除染ができ、安全に、おいしく食べられるのか、関係者が協力し、調査研究し公表してほしいと思います。私たちは否応なく放射汚染時代を生きていかなければなりません。どのように被害を最小にし、どのように被害に対処すればよいのか、有効な対応策を明らかにすることが、各々の専門家や医療関係者の焦眉の課題であると思います。

鈴木 富美
2013年 秋

 

 


今日の中での食物汚染(8)

2014年6月17日

 

ステビア

ステビア(学名:Stevia rebaudiana)は、パラグアイをはじめとする南アメリカ原産のキク科ステビア属の多年草。草丈は50cmから1m前後、茎は白い細毛に覆われている。夏から秋にかけて、枝先に白い小花を咲かせる。別名はアマハステビア。 甘味成分として、「ステビオシド」や「レバウディオサイドA」といったテルペノイドの配糖体を含んでいるため、甘味料として用いられる。ステビオシドは「ステビオサイド」とも呼ばれる。 1971年に大阪の守田化学工業によって世界で初めて商品化された。ステビオシドはショ糖の300倍の甘味度を持ち、ダイエット用食品や糖尿病患者用メニューなどに砂糖の代わりとして用いられている。1990年には大塚製薬の清涼飲料水である「ポカリスエット ステビア」が発売された。 甘い味の醤油が好まれる九州地区向けの醤油には各メーカーがステビアを用いることも多い。原産国のひとつであるパラグアイでは古くからマテ茶などに甘味を付与するためや薬草として用いられてきた。整腸剤として、また全身に塗って美容や防虫剤としても利用された。
ペルーの先住民は避妊に使用したとされるが、その後の研究で避妊効果は否定された。ブラジル及びパラグアイの先住民グアラニー族が単に甘味料として用いるだけでなく、医療用として、心臓病、高血圧、胸焼け、尿酸値を低くするなどの目的で使用してきた。グアラニー族にとっては、ステビアは神聖な植物であり、崇拝の対象であった。 ハーブとして、糖尿病や高血圧の治療や健胃剤、二日酔い、精神的疲労に対する強壮剤として利用されている。2006年5月25日から27日に行われた「第49回日本糖尿病学会年次学術集会」にて、千葉大学薬学部の研究グループにより、ステビアが2型糖尿病の原因の一つである「インスリン抵抗性」を細胞レベルで改善する可能性があるという、自然抽出物では世界初めての発表があった[5]。 マイワシ油を使った抗酸化力の実験では、ステビアの茎を熱水抽出したものは緑茶の5倍以上の抗酸化力が証明されたほか、ヒスタミンの解毒作用も確認されている 。
<肝炎への効果> 消化器系研究に関して最高権威である米国消化器病学会週間(DDW2008)では、C型肝炎ウイルスの抑制について発表された。 HCVレプリコンシステム(C型肝炎ウイルス増殖複製システム)を用いての抗ウイルス効果についての解析では、
  1. ステビアエキス濃度が高いほどC型肝炎ウイルスを抑制した。
  2. そのメカニズムとして細胞内インターフェロン・シグナルの誘導が示唆された。
  3. ステビアエキス常用患者において副作用はほとんどみられない。
  4. ステビアエキスは安全で効果的なウイルス薬になる可能性がある。
  5. インターフェロン無効患者または何らかの理由でインターフェロンができないC型慢性肝炎患者に対し、今後臨床研究予定。
との結論が導き出された研究結果が米国肝臓学会で演題採択され、米国消化器病学会週間で公開された。
<癌との関連性について>東京大学医科学研究所癌病態学研究部は、マウスの癌の抑制効果があることを報告している。2002年の日本癌予防学会では、京都薬科大学と京都府立医科大学の共同研究によりステビアに制癌効果が認められたことが発表された。 動物実験によれば、生体内に取り込まれたステビオシドは腸内では吸収されず、腸内細菌によってステビオールに分解される。このステビオールは最終生成物であり、構造を変えずに排出されることがわかっている。

 

 


 

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今日の中での食物汚染(9) メチル水銀汚染

2014年8月7日

メチル水銀汚染の現在


有馬澄雄 (熊本県バイ・ディジタルO-リングテスト研究会)

水俣病は、1956年に熊本県水俣市で発見された環境汚染を介したメチル水銀中毒症です。当初、原因不明であったため、仮に発生地名をつけて「ミナマタ病」と称されました。

病因であるメチル水銀は、人間の行動を制御する脳、すなわち中枢神経系を傷害し、もっとも人間らしい、五感の働きや行動を阻害します。

典型的な症状は、中枢性の感覚障害(触感や痛覚の低下。識別覚や立体障害など)、小脳性運動失調、求心性視野狭窄、中枢性の眼球運動・聴力・平衡機能障害と多岐にわたります。また、母親が妊娠中に胎盤を介して、メチル水銀の曝露を受け、脳性小児マヒの障害を起こす胎児性「ミナマタ病」も発生し、メチル水銀汚染の恐ろしさを世界に知らしめています。

ミナマタ病に代表されるメチル水銀中毒症は現在の病気でもある

確かに今日では、55年前のような、高濃度メチル水銀の急性曝露による中毒患者の発生は見られなくなりました。しかし、現在でも低濃度のメチル水銀に曝露したことによる健康被害が相次ぎ、国際的には、水銀をどのように規制するかが大きな課題となっています。

最近の研究では、魚介類に含まれる水銀は、ほとんどがメチル水銀(95100%)であることが明らかにされました。また、日本人のメチル水銀の主要な曝露源は、魚介類とその加工品であることも分かっています。一般的に、食物連鎖の上位に立つマグロ、カジキ、サメ、ブリ、など大型魚介類や底棲魚に、高いメチル水銀蓄積がありますので大変注意が必要です。

低濃度メチル水銀汚染は心肺機能低下や発達障害の危険性がある

恐ろしいことに、無機水銀の腸管吸収率はせいぜい数%ですが、メチル水銀の吸収率は95100%と非常に高い数値です。そして、摂取したメチル水銀は容易に脳へ吸収されます。デンマークのGrandjeanらが行った研究では、鯨を食べることによるメチル水銀の曝露があるフェロー島で、出生時に母子のメチル水銀曝露量を測定し、さらに、検査を受けられるようになった7歳時に、詳細な神経行動学的な検査を行いました。その結果、子どもに注意力、言語能力、記憶力などに発達障害が認められました。

この研究で、妊婦では、母親の頭髪のメチル濃度が10ppmで危険値、5ppmでも胎児に傷害を与える可能性があることが明らかにされました。14年経過後の調査では、幼児期の心配機能の低下や発達障害などが指摘されています。Grandjeanらの研究は、研究デザインが厳密になされており、WHOをはじめ世界各国の衛生機関は、これらの研究に基づき妊娠可能な女性や妊婦は、メチル水銀の高い魚(とくにマグロなど)の接触は控えるべきなど厳しい勧告を出しています。この研究に基づき、世界各国では水銀の規制など取り決めていますが、日本だけが遅れています。

また、現在、水銀汚染は大気汚染を通じて地球上に拡がり、その防止は、国連環境計画(UNEP)の緊急の課題となっており、その主な汚染源は、各種工業生産に使われる水銀や、石炭火力発電、金採掘などで使われる水銀であるとされています。

それでは、実際に私どもが、実施した疫学調査などを紹介し、メチル水銀汚染が投げかけている問題について考えてみたいと思います。

1.鶴田・有馬らの疫学調査(20002006年)

現代日本人を蝕む低濃度メチル水銀汚染

2000年~2006年に、不知火海沿岸のメチル水銀汚染地域の漁村住民約70人と、全く汚染のない漁村住民63人の、感覚障害と運動機能障害に焦点を当てた健康状態を比較するため、疫学調査を行いました。

その結果、長い間、低濃度メチル水銀に曝露された漁民に、多彩な自覚症状と従来報告されていたよりはるかに多様な感覚・運動機能の障害が認められました。しかも症状の変動や運動の乖離が多く見られ、高次脳機能障害と考えられる症状を認めました。また、頭髪中の水銀値は、汚染地区では、現在では非常に低く、汚染地区住民にみられる症状は過去の汚染によるものと考えられました。一部の地区で水銀値が高く、詳しく調べてみると住民が寿司職人でした。日本で1970年代までは、メチル水銀汚染レベルが高いと考えられ、主に魚食および水銀農薬による米食を通じて取り込まれました。現在では、「水俣病」のような典型的な中枢神経症状は発現しないかもしれないが、低濃度のメチル水銀汚染による健康に対する負の影響があったと考えられます。

また当学会で岡宗由先生が指摘されているダイオキシンやPCBとともに、メチル水銀も若者に多く見られる「きれる」「うつ」などの行動に影響があるのではないかと思います。

2.赤木らによる母体内におけるメチル水銀の濃縮

体内のメチル水銀濃度は髪の毛で分かる

国際的なスタンダードとして認められた微量メチル水銀分析法(赤木法)を開発した赤木らは、その主たる標的器官が脳であることから、脳中メチル水銀濃度を反映する生体指標を検討しました。脳のメチル水銀濃度比は、その曝露レベルに関わらず一定の値を保つことが動物実験で示されており、血液中のメチル水銀濃度は脳中濃度を知る為の良い指標とされています。一方、頭髪中のメチル水銀濃度も頭髪形成時の血液中メチル水銀濃度を反映し、サンプルの簡便さ、保存の良さなどから、メチル水銀曝露の指標としてよく用いられています。検討の結果、血中メチル水銀濃度:頭髪中濃度=1250であり、頭髪中水銀量が脳内蓄積量を反映することを明らかにしました。

胎盤を通して胎児に与える影響は約10

赤木らは産婦人科医とともに精度の高い分析法を駆使して、出産前後の母子のメチル水銀血中濃度を測定しました。その結果、母親からのメチル水銀は主に胎盤経由で取り込まれ、母乳からは微量であることが分かりました。メチル水銀は、システインなどにより結合して母体の胎盤を通過し、その結果、胎児には母親の約10倍ものメチル水銀が蓄積します。母親の摂取濃度が高くなればなるほど、胎児への影響はうなぎのぼりになります。メチル水銀は胎盤(保護バリア)を通過し、胎児の脳に障害を引き起こします。こうして発生したのが、胎児性(現代)水俣病です。

結語 予防のための問題点

遅れる日本の対策

日本では、メチル水銀中毒症である「水俣病」が、国策的企業の工場廃水無処理放流に伴って発生したため、政府は企業擁護を優先しました。そのため被害を拡大させたばかりか、汚染の拡がりや被害者の特定がされないまま、40年前の知識で対策がされている現状です。日本では、水銀に対する対策は非常に遅れています。一例をあげると、日本の魚介類の水銀規制値は、1974年に暫定的に定められた総水銀0.4ppm、メチル水銀0.3ppmのままです。この基準値は、メチル水銀0.4ppmと同義であり、低濃度メチル水銀の健康影響が考えられ、とくに胎児に対する影響はとても大きいと考えられます。世界各国は、魚介類中水銀値は日本の5分の1に規制しています。

マグロなどの大型魚の摂取、妊婦は要注意!!

魚食民族である日本人は、現在も魚からメチル水銀を取り込んでいることになります。魚には、α―リノレン酸系のEPADHAを多く含むため、その是非が議論されていますが、私どもの調査でもマグロ多食者は頭髪メチル水銀濃度が高く(最高28.8ppm)、このような人たちの将来が心配でなりません。また母体より胎児の脳がもっと侵害されるので、妊娠時はメチル水銀が高いマグロなどの大型魚や底棲魚を食べ控えたほうが良いでしょう。

さらに、中国から国境を超えてくる汚染も問題となっています。中国の石炭火力発電所から大気中に放出された多量の水銀が、韓国、日本、アメリカ西海岸で確認されています。2013年の国際的な「水銀規制条約」を締結する動きがありますが、水銀の使用制限を中心とする規制強化は本当に急務な問題です。

また本学会で対象となる、癌その他の難治性疾患に診断のパラメーターとして水銀が挙がっていますが、BDORTで使用するパラメーターは金属の水銀であることが多くみられますが、少なくとも日本人の水銀の体内取り込みは魚食によるものと考えると、組織中の水銀の形態も含めた方面の検討が必要であると思います。

 

 

 

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環境及び食物汚染による社会的な現象(1)

2014年6月17日

環境汚染と「うつ」、自・他殺の社会的な増加について
Bi-Digital O-Ring Test以下 BDORT(OMURA)による診断と治療および画像(写真)診断所見
について
岡宗由先生 M.D., Ph.D., F.I.C.A.E, Cert. ORT-MD (3Dan)
医療法人 敬和会 大分岡病院
(第18 回日本バイ・ディジタルO-リングテスト医学会にて発表 平成20 年7 月20 日・21 日
東京大学山上会館)

私は、“うつ”などの人間の異常行動は、環境汚染と密接な関係があることを度々報
告してきました。本日は、このような環境汚染物質と密接な関係がある症例を、診断・
治療・結果にまとめてご報告したいと思います。

<診断>
Bi-Digital O-Ring Test(BDORT)による波動共鳴法
を用い、客観性と再現性に注意を払いつつ、関係する各種の濃度標本(RCS)を使用
し診断しました。なお統合失調症については、ハロぺリドール(セレネネース)
RCS を用い、生体のこの薬剤に対する必要性と必要量を計測し、性格・行動の異常度
の有無を推測し投薬量を決定しました。

<治療>

  1. 漢方薬による治療:漢方の「証」によって薬を選ぶのみでなく、選び出さ
    れた薬剤を手掌にのせ更にBDORTにより、免疫・血行・ホルモンなどのRCSの
    反応において生体情報が好転することを確認したうえで、その使用を決定します。漢
    方薬は非常にマイルドな薬というイメージがありますが、合っていない漢方薬をのむ
    と、免疫力が下がってしまいます。
  2. 鍼治療:
    (1)異常経絡の診断:新しい五行の色体表(各臓器の組織標本との共
    鳴法により新しく造られたもの M-OKA)を使用し、BDORT による波動共鳴法によ
    り、異常経絡を正確に診断し決定します。六部定位の脈診は、習熟に長い年月を要し、
    客観性・再現性の面で問題が残っていると思われます。
    (2)経絡の流注の方向を確認する。
    (3)流注の経絡上に補と瀉の反応穴を求める。
    (4)経絡の上流に瀉穴・下流に補穴をとる。
    (5)補・瀉の情報が注入された、皮内鍼・円皮鍼・金粒・銀粒などをそれぞれの経穴に置く。
    (6)治療後、必ず経絡の異常や症状について、その消去を確認する。
  3. 化学的薬剤:副作用のない有効な薬剤は、BDORT を用い決定します。

<結果>
多くの愁訴があるにも関わらず、西洋医学的な臨床検査データではほとん
ど異常所見が見られないことがあります。しかし、BDORT を使えば、次のような、
多彩な心身の異常情報を多数発見することができます。
(1)高濃度に体内に蓄積された環境汚染物質(ダイオキシン、ホルマリン、メチル水銀、アスベスト、カドミウム、ビスフェノールA、水銀、Pb、アルミニウムなど)
(2)脳内神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、ギャバなど)の著しい減少
(3)末梢循環障害(PGI 2 の減少、TXB2 の増加)
(4)このほか、多くの免疫・ホルモン系物質の著しい異常の検出。
(5)鍼の経絡治療は、正確に使えば、即効的な著効を得ることができます。環境汚
染では、異常を示す経絡は、その殆どが右側の肺経でした。この肺経上に正しい、補・
瀉を行えば、環境物質はただちに尿中(膀胱)に排除され、異常を示したRCS は即
時的に改善されます。特に、ドーパミン、セロトニン、ギャバ、PGI 2 の上昇、TXB2
の減少など、即効的に改善され、深刻な「うつ」や冷えの症状が解消されます。
近年、ネガティブ思考や親子の殺傷事件など、「うつ」・凶暴な事件が増え続けてい
ます。しかも、特に社会の知的指導層の人々の中にも異常な行動がみられるようにな
っていることは由々しき問題です。

大村恵昭(おおむらよしあき)教授は画像(写真)の中には、フォトン(光子)によ
り集積された多くの波動情報が蓄積されており、周波の共鳴現象により、写真の中か
らも、多くの情報を引き出すことが可能であることを発見されました。私もBDORT
を使い、このことを追試し、画像内の情報を測定しています。
たとえば、気象衛星による天気図などを、BDORT でチェックしてみると、モンゴ
ルなどはとても綺麗ですが、中国の環境汚染物質の反応は高度を示します。その汚染
物質が、雨や風(黄砂)にのって、日本へと運ばれています。特に、中国に上陸した
台風のあと、日本に降った雨には大量のアスベストの反応が見られます。環境汚染物
質による人体の環境障害については、近年強く指摘されてはいますが、効果的な診断
も治療法も未だ十分ではないようです。

私はこれまで「うつ」から「殺人」に至るまでの社会的な人間の異常行動について、
継続して報告してきましたが、残念ながら、現在のところ、診断・治療の面で、臨床
的に十分に対処するに至っておらず、その多くは、原因不明のまま、心療内科的また
は精神科的な疾患として対処療法的に多剤投与が行われ、薬漬けの状態で、長い年月
にわたり、苦しんでいる人々が多数見られます。

確かに、最近の西洋医学の進歩は素晴らしい一面もありますが、将来に夢を託する
未完の医学であることも確かです。一方、東洋医学的な治療は、長年にわたる体験と
叡智により生命の力、自己治癒力を活性化し、これにより一定のすぐれた治療効果を
あげていることも注目すべきことです。客観性、再現性を常に確認しつつ、「嘘か、
本当か」権威にすがることなく、常に自己責任をもって検証し、東西両医学のすぐ
れた点を統合的に結合させ、より実効性のある診断と治療に取り組んでいく必要のあ
ることを痛感しています。




ハロペリドール(Haloperidol)は、1957年ベルギーのヤンセン社の薬理学者ポール・ヤンセン(Paul Janssen)がアンフェタミン(覚せい剤)による運動量昂進に対して拮抗する薬物として発見したブチロフェノン系の抗精神病薬である。抗妄想・幻覚作用などを有する。主に中枢神経のドパミンD2受容体を遮断することで作用する。統合失調症の治療薬として多く用いられているものの一つである。統合失調症以外に、躁うつ病、せん妄、ジスキネジア、ハンチントン病、トゥレット障害などにも使用される。 副作用として、パーキンソン症候群(振戦、固縮、小刻み歩行など)、急性および遅発性ジストニア、急性および遅発性ジスキネジア、悪性症候群、高プロラクチン血症、アカシジア(静座不能症)などがある。これらは、本来の標的である中脳辺縁系以外の神経伝達を遮断してしまうことによって生じる。たとえばパーキンソン症候群、高プロラクチン血症は、それぞれ黒質線状体系、下垂体漏斗系のドパミンD2受容体を遮断することで生じる。近年、これらの副作用が比較的少ない非定型抗精神病薬が使用されるようになっている。

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